良好な血糖コントロールの実践と供に、糖尿病の3大合併症である、腎障害・網膜障害(目)・神経障害の定期的チェックを行います。インスリンの分泌量や感受性を調べる事により、病態にあった最適な糖尿病の治療を行います。
軽症な場合は食事療法、運動療法だけで大きく改善する可能性が高いのですが、不十分な場合は内服薬との併用が必要となります。さらに重い糖尿病になるとインスリン注射が必要になるケースもあります。当院では患者様一人一人に合わせた最適な糖尿病治療を行っています。インスリンの外来での導入、もしくはインスリンからの離脱等、幅広い糖尿病診療をしています。
糖尿病の主な自覚症状は以下のようなものです。
- 尿の量が増加する(多尿)
- トイレに行く回数が増える(頻尿)
- 喉がかわく(口渇)
- 水を沢山飲む(多飲)
- 体重が減る
- 疲れやすくなる
- 糖が尿にもれ出る(尿糖)
治療方法には、食事療法、運動療法、薬物療法(インスリンを外部から補給し、血糖をコントロールする療法)があります。
糖尿病で怖いのは、実はその症状が進行した後の合併症(糖尿病網膜症・糖尿病神経障害・糖尿病腎症・脳梗塞・狭心症・心筋梗塞・壊疽など)です。これら合併症を引き起こす状態になって、初めて自覚症状に気づく事も少なくありません。
早期発見・早期治療が重要ですので、たとえ自覚症状がなくても、健診や人間ドックで「糖尿病の疑いあり」といわれたら、一度きちんと検査を受けることをお勧めします。